相続対策と聞いて、多くの方が思い浮かべる「節税」。
しかし、相続対策の本来の目的は相続後の純資産を減らさないこと、純資産を守ることではないでしょうか。
この「節税」という手段と「資産を守り増やす」という目的を履き違えてしまうと、節税は出来たものの資産が減ってしまった、遺産分割で「争族」になってしまった等の本末転倒な結果に陥りかねません。
実際に、当社もいくつかの「間違った相続対策」を目にしてきました。
また、相続対策において大きな効果を発揮するのは不動産です。
不動産は、評価が難しい、分割がしにくい等デメリットがある一方、時価と相続評価額のギャップを使った税額圧縮や、レバレッジを使った資産増大といった大きなメリットも持てます。
不動産オーナーである皆さまは、お持ちの不動産を「資産を守り増やす」という視点で取り扱い、相続対策を進めるべきです。
今回の第1回は、基礎編として相続の基本を学びつつ、不動産オーナーとして知っておきたい「相続対策の目的の定め方」「資産を守るための考え方」をご紹介します!
シリーズを通して皆さまの円満な相続をお手伝いできたら幸いです。