昭和レトロな街並みが魅力の新小岩。ディープでカオスな街とも呼ばれていますが、そんな街に惹きつけられるものがあります。それがディープさゆえの飲み屋たち。
仕事に疲れた私たちを癒してくれるお酒を安価で楽しく、しかも一人でも楽しめるのが、新小岩の飲み屋たちなのです。
満員電車に揺られながら新小岩にいざなわれてみませんか?今回は私と一緒に、新小岩の安くて一人で飲める居酒屋を巡ってみましょう。
↓↓この記事でピックアップした居酒屋↓↓
- やきとり でかんしょ
- もつ料理 此乃美
- 大衆居酒屋 かど鈴
やきとりの旨さと安価で酔える「やきとり でかんしょ」
新小岩の南口、ロータリーを右に進むと人がたむろする立ち飲み屋「でかんしょ」を発見できます。赤提灯と赤看板が暖かさと昭和のレトロさを醸し出していますね。また寒空の下でも、仕事終わりのサラリーマンがお酒を楽しんでいるのが印象的。
お店の中が外からでも覗けるのが、一人でも入りやすい要因の一つです。さぁ賑やかなムードと赤提灯に誘われて入店しましょう。
まだ19時だというのにカウンター席は全てが埋まっています。せんべろ居酒屋にふさわしく、机にはメニューなど一切ありません。メニューは四方八方に貼られた紙に書いてあります。
スタッフのお姉さんは、忙しい様子を浮かべながらシステムを紹介してくれます。買い方は現金かチケットの二択。チケットの方が断然お得だと言います。
「お得」という言葉を聞けば、チケットを購入する他ありません。
50円のチケットが22枚付いてきます1000円で1100円分のチケット(50円×22枚)が付いてきます。つまり100円分の注文がタダでできるということですね。のんべえには嬉しいシステムです。
早速生ビール300円をチケットで購入します。
スタッフのお姉さんにオススメを聞けば、今日のオススメと今食べ時のやきとりを紹介してくれます。お姉さんいわく、鶏モモとうずらが美味しいということで、2本ずつ注文。1本のやきとりが100円〜と格安です。もはやお持ち帰り用の値段!そしてお財布を気にせずに注文可能ですね。
店内はかなり古びていて、平成の終わりですが昭和の香りすら感じます。また一人で飲んでいるお客さんのほとんどがスーツを着たサラリーマンです。そしてほとんどの人がチケットをポケットから取り出す常連ばかり。
私「よく来るんですか?」
お父さん「家に帰ってやることないし、会社では残業もできない。時間つぶしって感じだね。」
働き方改革で残業ができなくなったことによる、お父様方の悩みをリアルに聞いてしまいました。
やきとりを売りにしているだけあります。うずらは噛むと中から黄身が飛び出す威勢の良さ、そして焦げの香りがお酒とマッチします。鶏モモは塩で頼んだのに、甘さが引き立っています。塩で鳥本来の甘みをここまで引き出せるのは、長年の技なのでしょう。
新小岩で一人安く飲みたいなら「でかんしょ」は外せません。
〈↓↓いただいたメニュー↓↓〉
合計:1,300円
- 生ビール 300円
- ウーロンハイ 200円
- キャベツ 200円
- 鶏モモ 100円×2本
- うずら 100円×2本
- サバ焼き 200円
女性一人でも入りやすいアットホームな「此乃美」
続く2店舗目はロータリーを反対に行ったところにひっそりとたたずむ居酒屋「此乃美(このみ)」です。看板には「串ホルモン」というホルモン好きの胃袋を鷲掴みにするワードが。意思とは反対にお店の扉を開いてしまいました。
私が訪ねたのは20時すぎ、すでにほとんどの席が満席状態。そしてお店のほとんどがカウンター席でできています。お一人様でも入りやすいのが魅力的なのです。カウンターの端っこを陣取った私は、早速串ホルモンとレモンサワーを注文します。
お店のスタッフもフレンドリーな人ばかりで、アットホーム感がとても居心地が良い。店長とそのお母さん、そしてアルバイトの若い女性でお店を回していました。しかし品物のほとんどが手作りということで、かなり忙しそうです。それでも私の会話に付き合ってくれるのは、お一人様には嬉しいの一言につきます。
また「此乃美」は、女性一人でも入りやすいと話す隣の女性。その女性は一人でよく来ると言います。
女性「女性が一人でも入りやすいお店って、お店の中が外から見えること、カウンターがあること、それなりに綺麗でスタッフの人がフレンドリーそうなこと、この3つが重要だよね。」
そう話してくれました。確かに「此乃美」はその全てを満たしています。
話していると注文していた串ホルモンの到着です。味噌を使った特製のタレで煮込んだホルモンは、柔らかいという言葉では表現のしようがありません。噛んだ瞬間に溶けてしまい、ホルモンの脂の中に特製味噌ダレの味が染み込んでいるのです。お酒がグイグイ進みます。
串ホルモンを食べれば大体の人がわかります。「この店他にも美味しいものがたくさんある」と。
聞いてみれば「揚げギンナン」が今のオススメとのこと。
黄金に輝いたギンナンは臭みがゼロで、ギンナンの独特な匂いがビールと相性バツグン。この時期、ビールの黄金色とギンナンの黄金色の組み合わせは外せません。
終始お店のスタッフやお客さんとの会話が弾み、美味しい料理とお酒をいただくことができる。一人飲みジャンルでは、理想の形ではないでしょうか?
〈↓↓いただいたメニュー↓↓〉
合計:2,220円
- レモンサワー 380円×2杯
- 串ホルモン 200円×2本
- 春巻き 280円
- 揚げギンナン 480円
- お通し 300円
ゆっくり飲めるせんべろ店「かど鈴」
お酒も進みかなり酔っ払ってきたなら、安くてゆっくり座れる「かど鈴」がオススメ。「でかんしょ」の近くにありますが、裏通りにあるので見つけるだけで苦労するかもしれません。
お店の雰囲気は外からでも大衆居酒屋とわかるような作りですね。また店内が外からでも見れるので、一人でも入りやすいのが良いポイント。
入ってみればすぐにわかります。店員さんのフレンドリーさと店内の賑やかさが。一人で飲んでいる人もポツポツといましたが、ほとんどが会社帰りの男女です。そしてそのほとんどが20代くらいと若め。
店員さんにオススメを聞くと、ホタルイカの沖漬けとマグロの刺身を入荷したばかりだと言います。
どちらも大衆居酒屋には欠かせないメニューですね。そしてマグロの刺身は安定の美味さでした。ホタルイカの沖漬けは私の大好物なので、ペロッと食べてしまうレベルに美味しい。
店内にはカウンターが回転寿司のようにクネクネと繋がっています。そして音楽はなくテレビが垂れ流しの状況です。
こんな感じの状況なので、店員さんが気軽に話しかけてきますし、他のお客さんとも会話がしやすいのです。隣に座っていたおじさんは新小岩に住み、新小岩でいつも飲んでいるという猛者でした。
私「新小岩駅でおばけ見たことありますか?」
おじさん「ははは。最近はホームドアが付いてるから飛び込めないよ。」
笑顔で新小岩について話すおじさん、なんだか楽しそうです。
私「新小岩に住みたいと思っているのですが、新小岩はオススメですか?」
おじさん「駅前は賑やかで雑踏としてるけど、100m離れたら閑静な住宅街で住みやすい街だよ。あとで散歩してみな。」
「かど鈴」では気さくな出会いを楽しめる場でもあります。一人で入っても良し、終電間際の2次会でも良しなお店でした。何より居心地が良い。
〈↓↓いただいたメニュー↓↓〉
合計:1,350円
- 生ビール 300円
- 生レモンサワー 350円
- ホタルイカの沖漬け 250円
- マグロの刺身 450円
新小岩にはアットホームで一人でも入りやすいせんべろ居酒屋が数多くあります。終電間際まで、もしくは朝までの一人飲みにも使える居酒屋がたくさんありますよ。新小岩で美味しいお酒と出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ぽんたまん
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