こんにちは。散歩マスターのぽんたまんです。
今回散歩する地域は大田区の馬込駅周辺になります。ここら辺は閑静な住宅街が広がっていて、一人暮らしの女性とか家族でも住みやすい街となっています。(大田区に住んでいた友達情報)
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馬込駅
そんな大田区の馬込駅周辺は「坂」が多いことで有名です。グーグルで検索してみると「馬込 坂 多い」と予測変換されるくらいに坂が多い場所となっています。
「大田区は住みやすい!」「馬込駅は住みやすい!」と聞いたことあるかもしれませんが、この記事を参考にして、どれだけ坂があるのか確かめてみてください。
最初に言っておくと、「平坦なところがない!?」と思うくらいの坂だらけです。馬込駅を降りてみると、、、
目の前に坂!
右側にも坂!!
ちょいと歩いたら坂!!!
まさに坂!坂!!坂!!!なのです。
目次
北馬込、中馬込地区の坂
まずは馬込駅より西側にある坂から攻めていきましょう。
夫婦坂(めおとさか)
馬込駅から西に大通りを歩いて行くと、最初の坂が見えます。それが「夫婦坂」です。
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、意外と高低差がある坂です。
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交差点の名前にも使われている
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バス停の名前にも使われている
交差点やバス停の名前にもなっているくらい大きな坂になっています。由来は「夫婦坂」の名が付いた交差点を中心に、下り坂ができているからです。交差点の部分だけちょっと高くなっている少し珍しい交差点ですね。
「夫婦坂」ということで私も夫婦で写真撮ってきました!
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公式Twitterの写真引用
浜辺美波との夫婦ショットでした〜。。。
ね。。。
貝塚坂
「貝塚坂」は夫婦坂の目の前にある坂です。
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貝塚坂
緩やかですが長い距離に渡って伸びています。名前に付いている通り、昔はこの「貝塚坂」周辺で貝塚を伴う集落遺跡がありました。
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バス停もありますよ
夫婦坂と同じくバス停もありました。ここから300mくらいのところに夫婦坂のバス停があります。坂道には小まめにバス停を作らないといけないのでしょうか。かなり近いところにバス停がありますね。坂が多い地域としてはありがたい。
鸛の巣坂(こうのすさか)
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鸛の巣坂はまあまあな傾斜
見ての通りかなりの傾斜になっていて、自転車に乗った少年が途中まで登りましたが、諦めて手で押していました。
昔の話ですが、鸛(こうのとり)の巣がこの坂近辺にあったことから、この地域を鸛の巣山(こうのすやま)と呼んでいたと言います。この坂の名前は鸛の巣山から取ったそうです。
坂の下には鸛の巣流れという用水路もありました。現在はもちろんその形跡もありません。
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意外と長い坂だった
野球部が走り込みを行うには最適な坂と言えるでしょう。なかなか運動になります。。。
蟬坂(せみざか)
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蟬坂も緩やか系の坂
セミが大量に発生するため、「蟬坂」になった訳ではありません。この近辺のことを池上村蟬山と呼んでいたことから名付けられました。
北馬込や中馬込周辺は閑静な住宅街でとても住みやすそうです。大通り以外に車がたくさん走っていることもないので、子どもでも安心だというのが正直な感想ですね。
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自撮りじゃ笑えないのです
池上周辺の坂
ここまで歩いてきて感じたことは、平坦な道がほとんどないことです。坂を登れば坂があるし坂を降って左右見てみたら、左右に坂が伸びているし。とにかく坂ばっかりの地域です。。。
八幡坂(はちまんざか)
子安八幡神社に沿った坂が「八幡坂」です。
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八幡坂は急で長い坂
坂の下には子安橋という橋があります。これも子安八幡神社の名前から付けられてものです。
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14%はまあまあな傾斜!
傾斜がかなりあって非常に長い!周囲には住宅街が広がっていますが、置いてある自転車のほとんどが電動アシスト自転車でした。
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キメ顔
六郎坂(ろくろうざか)
六郎さん(六郎座衛門)の屋敷に沿っていることから、この名前が付けられました。
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六郎さんの家の側ってこと
実は「六郎坂」の周辺にはものすごい数の坂があります。なぜなら耕地整理のためにできた坂が多いからです。その中でも「六郎坂」はかなり古くから利用されていた坂だといいます。
また六郎左衛門の本名は海老沢六郎左衛門といい、池上村(ここら一帯)のために尽力した人でもあったそうです。
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緩やか〜な坂
緩やかな坂なので、全力坂で走るアイドルの子が喜ぶ坂ですね。
大尽坂(だいじんざか)
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お金持ちが住む豪邸が近くにたくさん
大尽とは、財産をたくさん持っている人のことです。昔はこの坂の周辺にお金持ちの人がたくさん住んでいたため「大尽坂」と名付けられました。
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坂の質が違う気がする
地面を見てもらえばわかると思うのですが、坂の質が他とは違うんですよね。。。お金持ち感が公道にも表れているのですね。
車坂(くるまざか)
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車坂は江戸時代から利用されていた
江戸時代には荷車が使われていて、その運搬の道として活躍しました。荷車が使われていたことから「車坂」という名が付いたとされています。
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ただ車が走りにくそうなカーブ
このような曲がりくねった坂はなんか魅力的ですね。
郎師坂(ろうしさか)
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石で作られていて立派だ
郎師とは、日蓮門下六老僧の1人である日朗のことを指しています。日朗はこの坂を登り、日蓮御廟所(にちれんごびょうしょ)へ参拝していたのです。
日朗が生きていたのが1243年〜1320年なので、約700年前にはあった坂ということになります。ものすごく古い!
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坂じゃなくて階段
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登ってもお墓ばっかりです
登ると墓地の端っこにたどり着きます。その先には池上本門寺があり、日蓮宗の大本山となっています。
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力道山とぽんたまん
力道山の墓地があるということで行ってみましたが、力道山とかよく知らないので真顔の自撮りです。そもそも力道山の周りには私しかいなかったです。
紅葉坂(もみじさか)
「紅葉坂」は、池上本門寺の大堂の裏手にある坂です。その名の通り、紅葉が多く秋になると紅葉が綺麗だからという理由で付けられました。
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新緑の紅葉坂
大坊坂(だいぼうさか)
紅葉坂から見て池上本門寺を挟んだところにあるのが、「大坊坂」です。
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かなり急な階段で虫が多い
大坊とは、本行寺という本門寺の子院の一つです。ここから名付けられたのが「大坊坂」になります。本行寺は元々、池上宗仲の屋敷で、池上宗仲は日蓮を崇信していました。日蓮の死後に屋敷を寄進しています。
貴船坂(きふねざか)
「貴船坂」は、ものすごく長い坂道です。
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急より長いが勝つ
4人家族が自転車に乗って坂にやってきましたが、坂を目の前にして引き返していきました。急な坂ではありませんが、とにかく長いのです。
「貴船坂」の近くには本門寺公園があります。その中に貴船明神をまつった東之院があり、この貴船明神から名をとったとされています。
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登り切るまで何度か立ち止まった
こちらの坂も足腰鍛えるのには最適な坂です!そして貴船坂の上からの眺めはなかなか良い。
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もうおっさんだな
汐見坂(しおみざか)
「汐見坂」も眺めが良かった坂として、この名が付けられています。汐とは、海の潮の満ち引きなどを表す言葉です。以前は「汐見坂」から海が見えていましたよ。
蓬莱坂(ほうらいざか)
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眺めが結構良い!
江戸三代目将軍の徳川家光のころに、稲荷社で黒い鶏が発見され、将軍に献上しました。この黒い鶏が珍しく吉兆であると将軍に喜ばれたと言います。この吉兆のことを蓬莱と呼び、坂の名前になりました。
今回もっともすごい傾斜!
池上周辺の坂を歩いていて、今回もっとも急な傾斜の坂と出会いました。今まで3時間くらい歩いてきて、14%や16%という坂を見てきましたが、ここで見た坂は22%です!
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山奥か!
神社に続く道になっていますが、人っ子一人歩いていませんでした。
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ちょっと長いし
もうサスケの反り立つ壁みたいです。
南馬込周辺の坂
南馬込は馬込駅より南側にあり、坂も数多く点在しています。
臼田坂(うすださか)
「臼田坂」の由来は、この坂付近に臼田という性が多かったためです。なんとも薄いエピソードですね。
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車通りが激しくて危険
しかしこの「臼田坂」の近くには、かつての文豪が多く住んでいたところでもあったのです。川端康成、萩原朔太郎、石坂洋次郎などが住んでいて、馬込文士村という言葉も生まれました。
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これがたくさんありますよ
至る所にこのような文豪の紹介看板が建てられていますよ。
鐙坂(あぶみさか)
鐙とは、馬に乗るときに足をかける馬具のことです。実はこの地域一帯を鐙谷と呼びます。それは鎌倉時代の武将、梶原景季の愛馬が鐙を落とした伝説から付けられたのです。
大正に入って耕地整理されるまでは、幅1メートルの農道だったと言います。
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ゆるめの坂です
おいはぎ坂
おいはぎとは、通行人をおびやかしてものを奪い取ることを言います。この「おいはぎ坂」では、そのようなおいはぎの被害が多くあったため付けられた名前です。
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クネクネしているのが魅力的
現在は住宅などが立ち並んでいて、怖い雰囲気はあまりありませんが、かつてはクネクネとした坂に、木々が生い茂った暗い場所だったようです。
坂の名称などを表したものは立っていませんでしたが、個人的にはこのクネクネ加減と坂の角度が一番好きです。
馬込坂(まごめさか)
馬込を代表するような名前の「馬込坂」。
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うるさい坂です
通るは第二京浜国道で、五反田と横浜方面を結ぶ大きな国道です。横断したい時は信号を使わずに、歩道橋を使った方が良いでしょう。信号全然変わらないから。
南坂(みなみさか)
「南坂」は、八幡神社から見て南にあったため、この名が付けられました。
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大通りから一本入ったおしゃれな坂
緩やかにカーブしていて、大きなマンションもあり、少し古い感じの哀愁ある坂です。
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大きなマンションの哀愁
蛇坂(へびさか)
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蛇のように曲がっている?
もうお分かりかと思いますが、蛇のように曲がりくねった坂だったのでこの名が付きました。高低差があり、曲がりも急なので車がほとんど通っていなかったです。
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大きく弧を描くのが蛇坂
ただクネクネした高低差のある狭い坂というのはなかなか魅力を感じますね。先に何が潜んでいるのか楽しみになってしまいます。。。
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最後なので気合い入れました
まとめ
今回は馬込駅の坂を中心に紹介してみました。グーグルで「馬込 坂 多い」と予測変換で出るほど坂が多いというのは紛れもない事実です。
というよりほとんど平坦な道がないんじゃないかって言うくらい坂だらけでした。自転車も子ども以外は、電動アシスト自転車がほとんどです。
ただ閑静な住宅街で、幹線道路以外は車通りも激しくありません。また坂が多いからなのかバス停をよく見かけましたし、坂が多いからこそ、高台からの眺めも良かったです。坂が多くて辛いより、静かで交通の弁も良い場所だと感じました。
ぽんたまん
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