お部屋のカフェ風をアップさせるのにおすすめなショーケースです。
市販もされていますがお値段は1万円前後するものが多く、それなりに値段の張るインテリアです。
今回はそんなショーケースを、100均材料を使って安価で作ってみました。
作りかたや活用方法について、ご紹介いたします。
目次
カフェ風インテリアの定番 ショーケース
ショーケースとは、その名の通り「見せるケース」です。
カフェやパン屋さんのレジ前に置いてある、ガラスのケースを指します。
中にはマフィンやクッキーなどが入っていて、お会計時につい「これも一緒に……」と手が伸びてしまうアレですね。
ショーケースはカフェ風インテリアの定番でもあり、キッチンカウンターに置いたり飾り棚としてお部屋に置くと、一気にカフェ感を呼び込むことができます。
ショーケースは100均の材料だけで作れる
そんなショーケースですが、購入するとなると1万円弱(!)はするようです。
高い……!
じつは、ショーケースは100均材料だけで作ることもできます。
材料がこちら。全てセリアで揃えました。
- 木板45×15cm…6枚
- B5のウッドフォトフレーム…2枚
- 取っ手…2本
- 蝶番(6セット入り)…1袋
- L字金具(4セット入り)…1袋
購入したのは全部で税抜き1,200円分。
塗料やボンド、釘などは家にあった材料を使っています。
これらを使って、幅42cm、高さ24cm、奥行き30cmのショーケースを作ります。
ショーケース作り開始
まずは扉部分になるウッドフォトフレームの裏の金具を外しておきましょう。
付いていても使用するぶんには困らないのですが、こういう細かいところが仕上がりに差をつけます。
続いて底板に使う木を2枚、さらに側面に使う木を2枚、それぞれボンドでくっつけてサイズアップさせます。
しっかり乾くように、乾かす間はタッカーで固定しました。
タッカーはDIY以外でも何かと便利なので、持っておいて損はないアイテムです。
ちなみにダイソーで300円で売られています。
タッカーを持っていない方は紐やガムテープでぎゅっと縛っておくと良いですよ。
固まったら、その後はカット作業です。
それぞれを下記の要領でカットします。
我が家には、カインズで購入した3,000円のジグソーがありますが、こちらもとても便利です。
DIYを今後考えている方は、タッカー同様、買っておいて損はなしだと思います。
そして塗料は自宅に残っていたダイソーの水性ニス、色はウォールナットをチョイス。
裏面・側面にあたる部分もくまなくぬりましょう。
組み立て開始!
木をカットして色を塗ったら、いよいよ組み立て開始です。
組み立ては順番が大切!これを間違えると、釘が打ちにくくなり、いらない苦労をする羽目になります。
- 扉部分に取っ手をつける
- 取っ手をつけた扉を天板と繋げる
- 側面板×2枚に棚受けを取り付ける
- 底板に側面板を取り付けて、最後に天板+扉を取り付ける
この順序が1番組み立てやすいのでおすすめです。
1.扉部分に取っ手をつける
まずは扉部分に取っ手をつけてみましょう。
セリアで購入した取っ手には付属のビスがついていますが、今回使用した板では貫通してしまいます。
どうやらビスは皿部分7mm・長さ9mm以下でないとダメなようなので、家にあった寸胴なビスを使用しました。
ない方はボンドや接着剤だけでもOKです。
強く握ったり引っ張りする部分ではないため、それほど強度は必要ありません。
2.取っ手をつけた扉を天板と繋げる
取っ手をつけたら、蝶番を使って天板部分とつなげます。
こちらは蝶番に入っている付属のビスでOKです。
天板と扉は閉じたときフラットな高さにし、さらに金具もなるべく見せたくないため、図のような取り付け方をしています。
本当は、内側に取り付けて金具がまったく見えないように出来れば良いのですが、天板板と扉板の厚さが違うため……仕方なし。
3.側面板×2枚に棚受けを取り付ける
つづいて、側面の板に棚受けを取り付けます。
取り付ける高さは任意でかまいませんが、4つともきっちり高さが合っていないといけません。
どの位置にとりつけるのか測り、鉛筆で線をつけておきましょう。
ちなみに私は底板下端から10.5cmの高さで受けの部分がくるようにしてあります。
4.底板&側面板を取り付け、天板+扉を取り付ける
最後に、底板と両側面板→天板&扉の順で組み立てます。
この時、それぞれの板の「位置」に注意してください。
下記のように、側面板は上下板に挟まれる位置にしないと、失敗に終わります。
ビスで止められたら強度が高まるのですが、板が薄く(約9mm)、そんなに細いビスを持ち合わせていなかったので釘を使っています。
金づちでトントンカンカン、釘が曲がらないように注意して打ち付けます。
最後に、中に棚を乗っけたら……
完成です!
製作時間は塗料を乾かす時間も入れて、およそ1時間半くらいでできました。
100均ショーケースでカフェ風インテリアが加速!
中には同じく100均で買ったお茶類のキャニスターを入れて、カフェ風に。
蓋がロックされていないため、すぐに中身が取り出せるのもショーケースの良いところです。
キッチン全体におけるショーケースの存在感はなかなかのもの。
ショーケースがあることで、リビングからキッチンの目隠しにもなり、さらにキッチンの華やかさも増しました。
キッチン以外にも インテリア性抜群!
ショーケースはキッチン以外に使ってもステキですよ。
とくにカントリーテイストとの相相性が良いため、こんなふうにアンティーク系のアイテムと合わせても◎。
玄関や寝室のインテリアにいかがでしょうか。
まとめ
買うと1万円前後のショーケースも100均材料を使ってDIYをすれば、かなりお得に手に入ります。
基本は切る、塗る、組み立てるですので、DIY初心者の方でも簡単に作ることができますよ。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
遠藤舞衣(フリーライター)
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